No.34 ウォーターバイオレット Water Violet 
学名:Hottonia palustris
和名:水スミレ

Water Violet











7つのカテゴリー:「淋しさと孤独」

■タイプレメディ
ウォーターバイオレットタイプの人は、人と心理的に距離をおき、自分ひとりのスペースや時間を確保することで自分を保とうとする傾向があります。人から求められれば、助けることはしますが、他人の領域に踏み込むことや、自分の意見を押し付けるようなことをしない代わりに、自分も人から干渉されたくないと感じ、プライバシーを守りたがります。あまり社交的ではなく、自分の好む少数の友人とだけ付き合い、静かな生活を望みます。

■ムードレメディ
ムードレメディとしては、人と気持ちを通わせることにわずらわしさや疲労を感じ、人との間に壁を作ってしまうような状態に使われます。

■レメディの効果
静かで優しく、共感的な賢い人として、あたたかく、自分の資質を人のために役立てることができます。人とのコミュニケーションを楽しみ、人を助けるだけではなく、必要なときは、人に助けを求めたり、相談したりすることもできます。


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〈追加情報❶〉
ウェールズの山々を放浪したあと、ロンドンに戻り、その後、サセックス州に旅立ちました。そしてサセックス州のある場所で、川の中に生い茂るウォーター・バイオレットの花を見つけました。この植物は豊富に自生し、その広がったシダ状の葉がか細い茎を持ち上げて、淡い藤色の花を水面に浮き上がらせていました。彼はこの花が自分の探し求めている薬となることを花であることが直感的にわかりました。

彼はさっそく、太陽法を用いて花から薬効成分を抽出し、この薬が、普段から、あるいは何かがあって苦しいときも一人で過ごし、静かな中で困難に耐えることを好む、超然たるタイプの人への薬になることを証明しました。
(ノラ・ウィークス著「心を癒す花の療法」p.132-134より)



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〈追加情報❷〉
1931年春、バッチはウェールズへ行くという新たな考えが芽生えました。予想した12種のフラワーレメディのうち、あと3種を見つけなければという思いで、一日中ウェールズの山々を歩き回り、言葉を交わすのは羊飼いたちだけでした。しかし次の植物が姿を現したのは、次に足を運んだ南イギリスのサセックスでした。ある6月の朝、川沿いを散策していたとき、彼は無意識にある知り合いの女性が頭に浮かびました。その女性は物静かで親切でしたが、ときどき不愛想で高慢な気分に陥り、肉体的な苦痛がおとずれました。それは痛風のように、両手、肩、膝が硬直しました。感性の強いバッチはこの女性のことを思いながら、自分にも同じ症状が出ていることに気づきましたが、その瞬間、川の中に咲く植物に目が留まりました。それは薄いライラック色の花をつけた細長い茎を、ゆっくりと流れる川の水面に高く、そして平然とした様子で掲げているウォーターバイオレットの花です。バッチはこの花が12種の中の1種であり、彼が助けてあげたいと思っているその女性に適したものであると直感的にわかりました。静かな川の中でひっそりと咲くその高貴な花は、太陽の光を受けてその存在を高め、その輝きが優越感となり、真の共感や謙遜の心が薄れ、いつしかその誇りは冷ややかさと変わることで、肉体のバランスを欠いていく人の霊的な薬となります。
(メヒトヒルト・シェファー著「魂の植物」p.98より)


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〈追加情報❸〉
12種類のレメディで治療する(2)




Bach Flower Counsel
バッチフラワーカウンセル
英国バッチセンター