これまでの医学で使われてきた薬は、病気の症状を和らげることはあっても、その奥に隠れた原因ームード(気分)ーまで取り除くことはありませんでした。そのため、患者は、心身のトラブルを克服するための手助けが得られないままになっていました。病気がなかなか治らずにいる人が多いのはそのためです。

気分の乱れは病気を引き起こします。症状がすぐに収まったとしても、病気を引き起こした「気分」をよく取り除いておかないと、無意識のうちに内臓の各器官や組織に影響を与え、慢性の病気を引き起こすことがあります。しかし原因となった「気分」をよく取り除き、心身の乱れから回復すれば、慢性病や不治の病も消滅します。長期に渡る深刻な病気の場合、ゆっくりとした歩みを取るかも知れませんが、忍耐強く取り組めば必ず反応することになります。この場合、回復したいという願いが常に決定要因となります。

エドワード・バッチは、研究を進めていくにつれて、体の健康は心の状態によってコントロールされ、病気の兆候は、事前に心の状態にはっきり現れてきます。ですから、本人が『本調子ではない』という感じを訴えるときに治療を開始すべきであり、それによって重い病気も阻止できます。

ある性格の人々にいっそう大きく作用するムード(気分)もあったものの、だいだいはすべての性格の人に共通するものです。例えば、恐怖心は、神経が過敏で内向的なタイプの人に共通するものですが、時には外向的なタイプで意志が強く行動が大胆な人も抱くことがあります。

エドワード・バッチは、あらゆる年齢層におけるあらゆるタイプの人々がもつムード(気分)について、12種類の主な状態を分類しました。

〈病気の原因となる12の心理状態〉
1.恐れ 
2.戦慄
3.苦悩
4.優柔不断
5.無関心、退屈
6.懐疑心、落胆 
7.心配症
8.弱気
9.自己不信
10.短気
11.熱中、熱狂
12.プライドが高い、冷淡


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