エドワード・バッチは、宇宙の天体が支配する12の人格タイプを調和させる12種類のフラワーレメディを発見しました。これは後に『12人の癒し手』(The Twelve Healers)と名づけられました。


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しかしバッチは、この12種類のフラワーレメディ(12人の癒し手)では調和へと導くことができない強固な心理状態があることに気づきました。例えば、自分の人生の障壁に直面し、それを避けられない運命と捉え、前向きに生きることを完全に諦めてしまっている人、などです。バッチは、このような人にはより強力なフラワーレメディが必要だと感じ、12人の癒し手を支えるための強力なヘルパーを探しました。

バッチはまず最初に、4種類のお花を探すことにしました。それは、黄道12宮の中で『不動の十字』として上下と左右を結びつけ、春分点と秋分点、夏至と冬至として、一年のサークルを4等分している方位点にまつわるエネルギーに対するもので、これが小宇宙である人体や人格に影響を与えていると考えました。

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〈4人の癒し手〉
◎ゴース
◎オーク
◎ヘザー
◎ロックウォーター


この4種類のお花を見つけたあと、バッチは、心身が疲労困憊している人、自我が強すぎて真の幸せに満たされない人に出会いました。この二つの心理状態が、これまで発見したフラワーレメディでは効果がないことがわかりました。そこで、古代文明から人類への贈り物であるオリーブの木と葡萄の木に目を向け、太陽の光の強いイタリアとスイスの友人にレメディを作って送ってもらいました。バッチの直感通り、オリーブは心身が疲労困憊している人、バイン(葡萄)は自我が強すぎて真の幸せに満たされない人に適したものだとわかりました。

1934年4月に、ソットウェルという小さくて美しい村で、バッチが晩年を過ごすことになる小さな家を見つけ、お庭に草花を植えたり家具を手作りしたりして幸せな時間を過ごしました。新居の生活が落ち着いた頃、藪の中に自生する野草であるワイルドオートに出会いました。このお花は自分の人生に目的が見つからない人に効果のあるお花となりました。

バッチが残りの生涯を過ごす家を見つけたとき、そして自分自身の直感にすべてを委ねて行っているこのお花の仕事が自分の真の仕事であると確信したときにワイルドオートのお花を見つけたのです。これは太陽法で作る最後のお花となりました。

〈7人の癒し手〉
◎ゴース
◎オーク
◎ヘザー
◎ロックウォーター
◎オリーブ
◎バイン
◎ワイルドオート



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