1930年の8月、エドワード・バッチは、ロンドンからノーフォーク海岸にあるクローマーという海沿いの町に行きました。そして、翌年の春までクローマーに滞在し、「12人の癒し手」と彼が名づけた12種類のフラワーレメディのほとんどを発見し、薬として調合しました。
バッチの中で、新しいヒーリングの手法が、明確な形になっていきました。さまざまなタイプ(性格型)の人々に共通する心の状態、あるいはムード(気分)を分類し、その一つ一つに対応するフラワーレメディを見つけ出すことが、早急に着手すべき仕事であると知りました。
「病気とは、ある心理状態が固化したものであり、患者のタイプやムードを緩和することで、病気は消滅します」と彼は当時、同僚に宛てた手紙に書いています。
クローマーは、小さい町ながらも、人の流れが多く、さまざまなタイプの人々がいました。都会の人や田舎の人、漁夫や農夫、労働者、旅人、老人、若者、お金持ちの人や貧乏な人、このような人々を通して、人間のさまざまな気質を観察することができました。バッチは、海辺や街中を歩き、クローマーの人々に混じることで、日常生活の些細な事柄に彼らがどのような反応をするのか、どのような気質を表わすのかを綿密に調べました。
誰もが、特定のグル―プに属していて、同じグループの人々は、基本的に同じ種類の性格や気質を持っています。
例えば、目の前に泳げそうな海があるとき、気の短い人は一番に飛び込みます。優柔不断な人は泳ぐかどうか迷います。心配性の人は危なくないか確認します。神経質な人は水の温度を計ろうとします。このうように、誰もが自分のタイプに応じて行動します。これと同じことが病気の際にも起こります。例えば風邪をひいたとき、短気、優柔不断、心配性、神経質といった気質によって反応が異なります。健康は気質と関係していることから、病気になったときは、症状とは関係なく、それぞれの気質や気分に合わせ薬が必要とされます。バッチは医学生の頃からこれに気づいていました。そして後に、細菌学者、同種療法医(ホメオパシー医)として、自原ワクチンやノソードで患者を治療する際にそれを実際に確かめることができました。
当時、彼は、同じタイプに属する患者は、どのような病気にかかっていようと、多かれ少なかれ同じ反応を起こすことを確かめていました。例えば、ある人は喘息、またある人は消化不良やリューマチになったとしても、それらの病気の背後には、その人たちのタイプに特徴的な、隠れた原因が存在しているのです。
当初、彼は、腸の毒化作用がこの隠れた原因であり、それを治療すれば患者が苦しんでいるどのような症状をも治療できる、局所的な治療はいっさい不要である、との信念を持っていました。しかし、その後の研究によって、本当の隠れた原因は、その人のタイプやムードであることを確信するようになりました。彼の探し求めていた薬は、このような気分を除くことによって治癒を起こすものでした。
薬というものは、病気になった人が、心配や恐怖心、懐疑心や諦めなどを取り除き、本人のパーソナリティを完全に元気づけるものでなくてはなりません。
Bach Flower Counsel
バッチフラワーカウンセル
バッチの中で、新しいヒーリングの手法が、明確な形になっていきました。さまざまなタイプ(性格型)の人々に共通する心の状態、あるいはムード(気分)を分類し、その一つ一つに対応するフラワーレメディを見つけ出すことが、早急に着手すべき仕事であると知りました。
「病気とは、ある心理状態が固化したものであり、患者のタイプやムードを緩和することで、病気は消滅します」と彼は当時、同僚に宛てた手紙に書いています。
クローマーは、小さい町ながらも、人の流れが多く、さまざまなタイプの人々がいました。都会の人や田舎の人、漁夫や農夫、労働者、旅人、老人、若者、お金持ちの人や貧乏な人、このような人々を通して、人間のさまざまな気質を観察することができました。バッチは、海辺や街中を歩き、クローマーの人々に混じることで、日常生活の些細な事柄に彼らがどのような反応をするのか、どのような気質を表わすのかを綿密に調べました。
誰もが、特定のグル―プに属していて、同じグループの人々は、基本的に同じ種類の性格や気質を持っています。
例えば、目の前に泳げそうな海があるとき、気の短い人は一番に飛び込みます。優柔不断な人は泳ぐかどうか迷います。心配性の人は危なくないか確認します。神経質な人は水の温度を計ろうとします。このうように、誰もが自分のタイプに応じて行動します。これと同じことが病気の際にも起こります。例えば風邪をひいたとき、短気、優柔不断、心配性、神経質といった気質によって反応が異なります。健康は気質と関係していることから、病気になったときは、症状とは関係なく、それぞれの気質や気分に合わせ薬が必要とされます。バッチは医学生の頃からこれに気づいていました。そして後に、細菌学者、同種療法医(ホメオパシー医)として、自原ワクチンやノソードで患者を治療する際にそれを実際に確かめることができました。
当時、彼は、同じタイプに属する患者は、どのような病気にかかっていようと、多かれ少なかれ同じ反応を起こすことを確かめていました。例えば、ある人は喘息、またある人は消化不良やリューマチになったとしても、それらの病気の背後には、その人たちのタイプに特徴的な、隠れた原因が存在しているのです。
当初、彼は、腸の毒化作用がこの隠れた原因であり、それを治療すれば患者が苦しんでいるどのような症状をも治療できる、局所的な治療はいっさい不要である、との信念を持っていました。しかし、その後の研究によって、本当の隠れた原因は、その人のタイプやムードであることを確信するようになりました。彼の探し求めていた薬は、このような気分を除くことによって治癒を起こすものでした。
薬というものは、病気になった人が、心配や恐怖心、懐疑心や諦めなどを取り除き、本人のパーソナリティを完全に元気づけるものでなくてはなりません。
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