Bach Flower Counsel

バッチフラワーカウンセルの公式ブログです

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エドワード・バッチ博士

英国バッチセンターの設立

英国バッチセンターの設立

1936年にバッチ博士が亡くなったのちも、イギリスのエドワード・バッチセンター(The Bach Centre)は、そのユニークな手法を継承して、フラワーエッセンスを作り続けています。また、バッチフラワーレメディは、欧米の多くのナチュロパシー(自然医学)の学校において、情動的・知的傾向による人間の分類という基礎理論に従って使われています。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.301より)

Bach Center


【参考文献】

バッチフラワーレメディの作用(2)

bachflower

微細エネルギー身体は、内因性または外因性の有害物質への感受性を改善することによって、物質的身体に影響を及ぼします。

バッチ博士は、波動医学的なエッセンスを用いて、宿主としての患者の抵抗力強化を行いました。そのためには、患者の内的な調和を作り出し、患者が自己のハイヤーセルフ(高次の自己)につながるための高次のエネルギー系を活性化しなければなりませんでした。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.300-301より)


【参考文献】


バッチフラワーレメディの作用(1)

エドワードバッチ博士が発見したフラワーレメディは、病気に対する情動的反応や、細胞に病理学的変化を引き起こすような気質の治療に利用されています。

例えば、ある特定の恐怖症に悩まされている人には、ミムラス(ミゾホオズキ)のフラワーエッセンスが有効です。

Mimulus 

ある出来事によって何らかのショックを受けている人に対しては、スターオブベツレヘム(オオアマナ)のフラワーエッセンスが有効です。

Star of Bethlehem

いつも優柔不断で悩んでいる人には、スクレランサスのフラワーエッセンスが有効です。

Scleranthus

脅迫観念にとりつかれた人には、ホワイトチェストナット(セイヨウトチノキ)から作られたエッセンスの投与が有効です。

White Chestnut

フラワーレメディを利用することによって、多くの治療家が、慢性的な感情障害やパーソナリティ障害の治療に成功するようになりました。物質的な細胞病理変化のレベルのみで作用する現代医学の薬物治療とは異なり、フラワーエッセンスの中に含まれるエネルギーパターンは、感情的・精神的・霊的なレベルで作用しています。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.300-301より)


【参考文献】
バイブレーショナル・メディスン―いのちを癒す「エネルギー医学」の全体像

バッチフラワーレメディの製法

エドワード・バッチ博士は、希釈を重ねて強化していくという、手のかかるホメオパシーの手法に頼らず、比較的簡単に波動医学的なエッセンスを作る方法を研究しました。

バッチ博士はまず、朝日に照らされた花の露と、日陰にある花の露を集めてまわりました。そして、それぞれが彼自身の微細エネルギー身体にどのような影響を与えるかを検討しました。2つの溶液を比較した結果、太陽に照らされた花の露方がより強力であることがわかりました。

彼は、ガラスの器に湧き水を入れ、その水面に特定の花を浮かべて、日光に数時間さらすと、強力なティンクチャー(波動医学的チンキ剤)ができることを発見しました。花がもつ波動エネルギー的特徴を水に刷り込む際に、日光がもつ微細エネルギー効果が重要な役割を演じていたのです。それはおそらく、日光がもつ(ヒンドゥー教で)プラーナとよばれている微細エネルギー的特性と関係があると思われます。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.300より)

Sun_Method


【参考文献】
バイブレーショナル・メディスン―いのちを癒す「エネルギー医学」の全体像

バッチ博士と高次の微細エネルギー身体(2)

植物

エドワード・バッチ博士は、フラワーエッセンスを自分自身に投与し、自分の身体に起こる変化を観察しながら、さまざまな花の効果を明らかにしていきました。バッチ博士自身もサイキックな現象に対して高い感受性をもっていたのです。あまりに敏感だったバッチ博士は、ロンドンの雑踏や喧騒から田園に避難したこともしばしばありました。都会の生活はバッチ博士にとって破壊的であり、エネルギーを消耗させるものだったのです。

バッチ博士は、生死にかかわるような急病を患ったのち、イギリスの田舎に移り住むことに決め、自然の中に癒しの源を探して長い散歩に出かけるようになりました。バッチ博士の微細エネルギーに対する感受性は極めて鋭く、花びらから流れ落ちる朝露のしずくが唇に触れた瞬間、その花の潜在的な治療効果が実感できるほどでした。

彼はまた、特定の花の前に立つと、その花の微細なエッセンスが癒しの効果を発揮するすべての身体症状や感情的状態を体験することができました。

38種類のフラワーレメディを同定するという作業が、身体と感情にとって相当な負担であったのか、バッチ博士は1936年、50歳という若さでこの世を去りました。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.299-300より)


【参考文献】

バッチ博士と高次の微細エネルギー身体(1)

エドワード・バッチ博士は、高次の精神と、高次の微細エネルギー身体にそなわる磁気的性質との間のエネルギー的な関係を理解していました。

人間の微細エネルギー場

前章までに述べたように、物質的身体の脳神経系を通じて表出される精神と感情の特性は、エーテル体、アストラル体、メンタル体からのエネルギー入力による産物です。そのエネルギー効果は、フラワーエッセンスのもつ高次の微細エネルギー身体に対する影響力によって、いくつかのフィルターを通して最終的に物質的身体に発現するのです。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.299より)


【参考文献】
バイブレーショナル・メディスン―いのちを癒す「エネルギー医学」の全体像

バッチ博士と輪廻転生の思想(2)

Edward_Bach

エドワード・バッチ博士は、フラワーエッセンスの微細な波動エネルギーが、機能不全を起こしている情動パターンの再整合を助けているのではないかと感じていました。肉体的パーソナリティとハイアーセルフ(高次の自己)のエネルギーとの整合性を高めることによって、心の平安や喜びの表現として反映されるおおいなる調和が、当人の内部に生じます。情動的因子が正されれば、患者は身体と精神の活力を取り戻し、どんな身体的疾患をも快癒させる力がもたらされるのです。

輪廻転生の思想を通じて、肉体的パーソナリティとハイアーセルフ(高次の自己)を関係づけたいバッチ博士は、以下のように述べています。

輪廻の過程においては、すべての魂が、地上でのしかるべき経験と理解を深めるという目的を持ち、与えられた理想に近づくためにパーソナリティを磨いているといわれています。この事実はあまり知られていません。忘れないでいて欲しいのですが、魂は特定の使命のために与えられるものであり、意識的にではないにせよ、人がその使命を果たさない限り、魂とパーソナリティとの間に葛藤が生まれることは避けがたく、それが必然的に身体の機能障害として発現してきます。(中略)

人類の記憶にないほどの太古から、病気の予防法と治療法は、神意をうかがうことによって、豊かにある聖なる薬草、植物、樹木という自然のかたちで人々に与えられてきたことはよく知られています。それらの植物は、いかなる種類の病気をも治すほどの力を秘めています。そうした薬草を使っている限り、治療に当たっては、何の注意事項もいりません。病人は治療を施され、元気になり、病気は健康回復とともに退散します。身体の中でもっともデリケートで敏感な部分である精神は、病気の発症と経過を身体よりもはるかに明確に表現しており、そのため、どのような薬が必要かを決定するに際しては、その指標として、精神の形態が選択されました。(中略)

より新しい、優れた癒しの術の夜明けはすぐそこまできています。およそ100年前に生まれたハーネマンのホメオパシー療法は、長い暗黒時代のあとにあらわれた最初の暁光であり、未来の医学に重要な部分を占めることになるでしょう。(中略)

癒しの問題についていえば、時代の流れと歩調を合わせながらその方法を変えていく必要があります。すなわち、物質主義の手法から脱却して、大自然のすべてを支配する神聖な法則に規定された真理の実在にもとづく科学へと移行させる必要があることを理解しなければなりません。

物質主義の世界では、物質界のさらに上にある因子が存在し、どのような性質のものであれ、それがわれわれの通常の世界を維持させ、病気にかからないようにしてくれているということが忘れられています。例えば、われわれの精神を抑圧する恐怖の感情は、物質的身体と磁気的身体のあいだに不調和をもたらし、細菌の侵襲を受けやすくしています。病気の真の原因は、われわれ自身のパーソナリティのなかに潜んでいるのです。(中略)

癒しはいずれ、物質的身体を治療する物理的方法から、精神的/霊的な方法へと移行するだろう。それは魂と精神に調和をもたらすことによって病気の根本原因を根絶する方向へと向かい、物理的な治療法は、治療を完成させるために必要な補助的方法として利用されるようになるだろう。
(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.297-299より


【参考文献】

バッチ博士と輪廻転生の思想(1)

エドワード・バッチ博士は、鋭敏な感覚をもっていましたので、病気とパーソナリティの関係は微細エネルギー身体内部のエネルギーパターン不全の結果が反映したものであるということを感じとっていました。そして、病気とはハイアーセルフ(高次の自己)または魂と肉体的パーソナリティとのあいだの不調和の反映であるとも考えました。そのような内的不調和の反映は、個人が示す特定のタイプの心理的特徴や態度の中に見出されます。

バッチ博士は、ハイアーセルフ(高次の自己)と肉体的パーソナリティの間の精神的・エネルギー的不調和は、病気そのものの過程よりも重要だと考えました。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.297より)

ヨガ


【参考文献】

バッチ博士と7つのパーソナリティタイプ(2)

森

エドワード・バッチ博士は、病気を起こすような物質で作成するノソードを治療に使うことを好みませんでした。彼は、自分が作成したノソードと同じ波動的性質を持ち、それを上回る治療効果を持つ物質が、自然界にはまだまだ存在すると考えていました。そこで、すでに病気になってしまった状態に対処するのではなく、病気の前兆としての情動的な因子に対処できるような天然物質を探しはじめました。

やがて、バッチ博士は、特定の花のエッセンスの中に、それが存在することを発見して、全部で38種類のフラワーエッセンスを作りました。そしてさらに、それらの花のエッセンスから5種類を混合して、緊急時の薬としてもよく知られるレスキュレメディを作りました。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.297より)

Sun_Method


【参考文献】

バッチ博士と7つのパーソナリティタイプ(1)

クローバー

エドワード・バッチ博士は、そのとき、ある奇妙な発見をしました。彼は、その7種類の病原性細菌を体内に持つ患者には、それぞれ性格や気質に特有の変化が観察されることに気づいたのです。そこで、バッチ博士は、その7種類の病原性細菌を、異なる7種類のパーソナリティに関係づけることができるのではないかと考えました。

その洞察に基づいて、バッチ博士は、ノソードによる患者の治療を開始しました。彼は、それぞれの患者の感情的な起伏の特徴に応じて、厳密にノソードを決定していったのです。その際、患者の身体的な面は敢えて診ずに、患者の精神的な症状だけを観察し、個々の症状に合うノソードを割り当てていきました。バッチ博士はこの方法を使い、臨床面で予想を上回る成功をおさめました。

このような実験的試みとパーソナリティ・タイプの検討を詳細に行った結果、バッチ博士は、さらに深遠な考察を得るに至りました。それは、同じパーソナリティ・グループに属する人が必ずしも同じ病気にかかっているわけではなく、むしろ、どんな種類の病原菌を持っていても、同じパーソナリティ・グループに属する人は、自分の病気に対す「反応の仕方が共通している、つまり、どのような病気であれ、行動・気分・感じ方の点で共通の反応を示すという考察でした。そうすると、慢性疾患の治療にあたって最適の薬物を決定するには、患者の知的特徴と情動的特徴を分類しさえすればよいということになります。

バッチ博士が直観的にわかったのは、その人のかかりやすい病気の傾向は、情動やパーソナリティの因子が決定しているということでした。そうした因子のうちで、もっとも大きな影響を持つのは、「恐怖」や「否定的態度」といった感情的な傾向でした。

現代医学が病気と感情の関係を取り挙げはじめたのはつい最近のことです。最近の精神神経免疫学的な研究結果に半世紀以上もさきがけて、バッチ博士は同様の結論を出していたのです。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.296-297より)


【参考文献】

バッチ博士とホメオパシー医学(2)

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エドワード・バッチ博士は、ワクチンの接種法に関しても、新しい方法を模索していました。当時、ワクチン接種部位の皮膚の局所反応を訴える患者が多かったからです。

バッチ博士は、病気に関係する腸内細菌をホメオパシー濃度にまで希釈して舌下薬を作り、それを投与することにしました。そして、その舌下薬を患者に経口投与してみたところ、以前の皮下への接種ではとても達成できなかったほどの効果があらわれました。

これらの症例にもとづいて、バッチ博士は、慢性疾患を起こし得る細菌を「7種類」に分類しました。そしてそれぞれの細菌から、現在、バッチ博士の7種のノソード(疾病により獲得した治療用物質)− the seven Bach nosodes」 と呼ばれるホメオパシー薬を調合するに至りました。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.296より)


【参考文献】

バッチ博士とホメオパシー医学(1)

エドワード・バッチ博士は、ホメオパシー医に転身する前、細菌感染症の専門医として、ロンドン市内の大病院に勤務していました。当時の業績のひとつに、慢性病患者の消化管における特定の細菌の発見があります。バッチ博士は、消化管に多くの細菌が常在していることと、関節炎やリウマチなどの進行した慢性疾患がなかなか軽快しないこととの関連性に気づきました。そして、それらの細菌がリウマチ系疾患を悪化させているとしたら、免疫系を賦活して微生物を排除することによって症状が和らぐかも知れないと考えました。そして、消化管内の細菌から作ったワクチンが、慢性疾患の原因となっている細菌の毒素に対して消毒作用を持つのではないかと推測し、その仮説にもとづいて、症状悪化の原因と思われる腸内細菌から作ったワクチンの希釈液を作成しました。そしてそれをさまざまな疾患の患者に注射してみた結果、関節炎を中心とする慢性症状に著しい改善がもたらされました。

この発見からまもなく、バッチ博士は、ある人物から、『医学原論』(The Organon of Medicine)という本を譲り受けました。その本こそが、サミュエル・ハーネマン(Christian Friedrich Samuel Hahnemann,1755-1843)の著したホメオパシーの論文でした。

Samuel_Hahnemann_1841

The_Organon_of_Medicine

エドワード・バッチ博士はサミュエル・ハーネマンのホメオパシー医学の思想に深く共鳴しました。病気を治すために微量の毒素を患者に投与するというバッチ博士の考え方は、ハーネマンのホメオパシー理論と同じものだったのです。バッチ博士は独学による試行錯誤の結果、ハーネマンと同じ結論に到達していたのです。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.295-296より)


【参考文献】

バッチ博士とフラワーエッセンスについて(2)

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エドワード・バッチ博士は、現代の医師たちがストレスや情動と疾患との関連を論じはじめるよりも何十年もはやく、その問題を指摘したパイオニアでした。

「感情が病気を起こし得る」という初期の洞察にもとづいて、バッチ博士は、人間を調和的状態に復帰させるためのシンプルかつナチュラルな方法を探しはじめました。

そして、自然の中に治療法を求めたことが幸いし、バッチ博士はやがて、ホメオパシー薬に、そしてついにはフラワーエッセンスの治療効果に気づくに至りました。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.295より)


【参考文献】

バッチ博士とフラワーエッセンスについて(1)

フラワーエッセンスを使った治療の第一人者として有名な人物は、イギリスの医師であるエドワード・バッチ博士(Edward Bach,1886-1936)です。バッチ博士は、20世紀のはじめ、ロンドンのホメオパシー医として尊敬を集めていました。また、バッチ博士は、現在世界中で使用されているバッチフラワーレメディ(Bach Flower remedies)の発見者でもあります。

Edward_Bach

フラワーエッセンスは、さまざまな感情や気質の障害を治療するために用いられています。フラワーエッセンスも、ホメオパシー薬と同じように、ごく微量の物質を含んではいますが、純粋な波動医学的治療薬であると考えられます。その応用範囲は非常に広く、フラワーエッセンス療法は、微細エネルギー療法のユニークで特殊な一分野として発展してきました。(リチャード・ガーバー著「バイブレーショナル・メディスン」p.294-295より)


【参考文献】

占星術でバッチフラワーレメディを選ぶ

バッチ博士は、バッチフラワーレメディを使ったセラピーの初期の段階でアストロロジーとの組み合わせに着目し、実際のセラピー結果に確信をもっていたようですが、その手法を十分に検証するまでは、フラワーレメディとアストロロジーの関係について表明したくなかったようです。バッチ博士が1933年10月29日に『自然療法ジャーナル』の担当者に宛てたと思われる書簡で次のように記述しています:


拝啓
ここに、たいへん素晴らしい論文を2通同封します。あまり長いものではありませんが、ハーブ療法の土台となる莫大な研究を含んでいます。ウィーク女史の文章も、他の論文と非常に一致した内容です。

お送りする論文をすべて掲載していただけるなら、間違いなく事前に記事を十分備えておきます。

アストロロジーに関しては慎重になっているため、初版の『12ヒーラーズ(12の癒し手)』から12宮(12星座)と月に関する記述を外しました。この研究は、アストロロジーを理解し洗練させていく上で、確かに大きな後押しとなります。しかし、私の役目は、一般的な原則を伝えることであるように思います。ですから、より詳細な知識をお持ちのあなたのような方々が、おそらく重要な真理を発見されるでしょう。このような理由で、私は確信が持てるまでどんな定説ともこの治療法を関連づけたいと思っていません。

同封した論文は、正しいことがわかっているので公表できますが、12宮(12星座)や惑星の配置、肉体組織との関連については、今のところ確信がありません。
敬具
エドワード・バッチ

Edward_Bach


アストロロジーとバッチフラワーレメディとの関係をふたたび取り上げ、誰にでもわかるような簡単な方法で世に公表したのは、ピーター・ダミアン氏の功績です。彼の本「バッチフラワーレメディ占星学」においては、アストロロジーとバッチフラワーによるセラピーを組み合わせる方法、つまりホロスコープから必要なエッセンスを読み取るという簡単な方法が紹介されており、アストロロジーの初心者でも簡単に使えるような内容になっています。

バッチ・フラワーレメディーの占星学
ピーター ダミアン
中央アート出版社
2005-07-01



ピーター・ダミアン氏は、この本の中で、はじめに発見された12のフラワーレメディを、中心的な役割を担うエッセンスとしてグループ分けし、その後で発見されたものを、それを補償するエッセンスとして位置づけています。1933年に発表された『トゥエルブヒーラーズ』という論文に書かれた12のフラワーレメディは、上に紹介した引用で示されているように、当時すでに12星座に割り当てられていたのは確かです。

バッチ博士は、その後さらに7つのフラワーレメディを見つけだし、『セブンヘルパーズ』と名づけました。彼は1935年、ある同僚に宛てた手紙の中で、新しく発見されたフラワーレメディについて触れています。例えば、あるクライアントに必要なフラワーレメディが疑問の余地なくクレマチスだったとします。それは明らかに良い効果を発揮しましたが、それだけでは完全ではない場合に、セブンヘルパーズの中からその症状に合ったものを与えたところ、さらによい治療がもたらされたということです。

ピーター・ダミアン氏は、このような理由から、バッチ博士がはじめに発見した12種類のフラワーレメディ(トゥエルブヒーラーズ)を、占星術的な方法に取り入れ、残りの26種類のフラワーレメディを、トゥエルブヒーラーズを補償するものとして位置づけました。それらのフラワーレメディも、純粋に心の症状に従って使用される必要があることは言うまでもありません。(「ディートマー・クレーマー著「バッチフラワーニューセラピー機p.171-172より)

バッチフラワーニューセラピー 1 12の軌道
ディートマー・クレーマー
フレグランスジャーナル社
2008-08-12

バッチフラワーレメディとは何か?

バッチフラワーレメディは、イギリス人の医師エドワード・バッチ博士が開発した、心を癒すためのフラワーエッセンスです。

エドワード・バッチ博士(1886-1936)
エドワード・バッチ


バッチフラワーレメディ
バッチフラワー


エドワード・バッチ博士は、ロンドンのクリニックでさまざまな患者の訴えに耳を傾けるうちに、病気は心の不調和から起こると考え、従来の診断法や治療法に限界を感じ、自分自身で新しい治療法を模索するようになります。その後、野生の植物に人間の心や感情を癒す力があることを知り、みずからの足で治療用の野草を探し歩き、1936年に38種類のバッチフラワーレメディを誕生させます。そして現在では、世界70ヶ国もの国々で、医療関係者から一般の人々にまで、広く愛用されています。

ハーブティ


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医学の道に進む決心

16歳でモスレーのウィンターロー校を卒業したエドワード・バッチは、医学の方面に進みたいと決心していたものの、まず父親の鋳造工場で働くことに決めました。長い医学訓練に伴う費用を親に出してもらうことはできないと感じたためでした。それで、1903年から1906年にかけての三年間は、バーミンガムのバッチ工場で働きました。

彼の自由で多感な性格にとっては長く辛い歳月でしたが、彼はこれを無駄とは考えませんでした。労働者の仲間入りをした彼は、人々の性格について洞察と理解をこえて、これがのちの仕事の基盤作りに役立ちました。

鋳造作業


1903年に、彼はウォーセスターシャー義勇騎兵隊に加わりました。そこには馬がいたので動物への深い愛情に浸ることができ、また駐屯地の戸外での生活は工場での騒音とカンヅメ生活から彼を解放してくれるものでした。

しかし、彼の主な関心は、あらゆる面から自然界を調べることにありました。樹木や草花は彼にとって尽きることのない興味の世界であり、日中の散歩の時間を失うよりは工場で夜通し働くことの方を彼は好みました。

彼は決まりきった時間というものにいつもうんざりしていました。霊感は思いがけないときに生まれるものであり、そのような時間にこそ本当の仕事ができることを彼は知っていたのです。また、彼は、霊感の導きを非常に強く受けていたため、直観の働きを阻むどのようなものも満ち足りない気持ちを彼に起こさせたばかりか、体をも損ない、病を被ることがありました。

こんなわけで、工場での三年間は長すぎる期間に思え、ついには自分の本当の仕事を始めたいという衝動を抑えることができなくなりました。

まず始めに、彼は、これまでに知られている治療手段をすべて研究しようと決心しました。このために医学の勉強が必要になりましたが、学費の問題が重くのしかかり、この道を断念する寸前にまで至りました。しかし、自分の決意とその理由を父に話してみると、父は志に従うよう励まし、彼が勉強をすぐに開始できるよう学費を払い、仕送りもしようといってくれました。彼は時間を無駄にせず、すぐ受験勉強を開始し、1906年、20歳でバーミンガム大学に入学しました。

勉強をする男性


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フラワーレメディで病苦から癒された人々

1930年の冬、エドワード・バッチ博士のもとにはたくさんの患者が訪れました。近くに住んでいる人だけでなく遠隔地からも多くの人が詰めかけ、ひとりひとりをフラワーレメディで治療し、素晴らしい成果を収めました。この成果によって、12のレメディのほか、まだ発見されていないものも見つければ、新しくより優れた医療を樹立するための今の仕事が大きく前進するに違いないと彼は確信しました。

彼のもとを訪れた人々は、多くの異なった症状で苦しんでいましたが、どのような症状も完全に治癒し、患者が生きることにふたたび価値を見いだすほどに好転しました。

《病気の原因となる12の心理状態》
1.恐れ
2.戦慄
3.心の苦しみ、または心労
4.優柔不断
5.無関心、退屈
6.疑い、または落胆
7.心配性
8.弱気
9.自己不信
10.短気
11.熱中しすぎ
12.プライド、または冷淡

《ケーススタディ》
◎アグリモニー投与
 …アルコール中毒に悩まされている45歳の女性の例(p.115)

◎アグリモニー投与
 …生まれつき喘息で苦しんでいる8歳の少年の例(p.116)

◎アグリモニー投与
 …自動車事故で左腕に麻痺を負った40歳の男性の例(p.116)

◎チコリー投与
 …消化不良と心臓の痛みを訴えている70歳女性の例(p.118)

◎チコリー投与
 …難聴とカタル(粘膜で起こる滲出性の炎症)で苦しむ38歳女性の例(p.119)

◎バーべイン投与
 …路上で転倒して踝(くるぶし)をひねった50歳男性の例(p.120)

◎インパチェンス投与
 …首と肩に慢性のリューマチを患う64歳男性の例(p.121)

◎クレマチス投与
 …嗜眠性脳炎の後遺症に苦しむ40歳女性の例(p.122)

◎クレマチス投与
 …甲状腺嚢腫が再発した18歳女性の例(p.123)

◎クレマチス投与
 …喘息に苦しむ36歳女性の例(p.124)

◎セラトー投与
 …全身と首筋、頭に定期的に吹き出物が現れる女性の例(p.125)

◎セントーリー投与
 …鼻血を出しやすい9歳女性の例(p.125)

◎セントーリー投与
 …筋肉に力が入らず顔色の悪い無気力な22歳男性の例(p.126)

◎セントーリー投与
 …顔が青白く虚弱ですぐに疲れてしまう11歳女性の例(p.127)

◎スクレランサス投与
 …ひどい胃痛に悩まされ吐いてばかりいた漁師の男性の例(p.127)

◎スクレランサスの投与
 …神経性胃炎に苦しみ自殺願望のある人55歳男性(p.128)

ここに紹介した以外にもたくさんの素晴らしい治療成果を収め、病気治療の指標となるものは肉体の健康状態にあるのではなく、本人の心理状態のみにあるという理論を決定的に証明することができました。

女性




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9つのフラワーレメディ

1930年8月、エドワード・バッチは、相変わらず小さな港町にごった返す人たちの様々なタイプ(性格型)を研究するのに大部分の時間を使っていましたが、もっと多くのフラワーレメディを探そうと朝から晩までクローマー周辺の野原や小道を杖を片手に散策するようにしていました。

彼はノーフォークのブローズ(湖沼地域)の沼地や川岸から、海岸沿いにもっと北に行ったブラケニーとクレーの塩水沼沢地までの、何十キロ四方にもわたる地域とその植相を調査しました。そして、このような散策の中で、新しいレメディに必要な薬効成分を含む7つの花を発見します。一つだけ例外はありましたが、どれもクローマーの道ばたや原野に自生しているもので、イングランドの全域に渡って共通に認められる、ごく月並みな野の花でした。


彼が薬効成分を最初に試した花は、アグリモニー(西洋きんみずひき)です。この植物はあまりにもありふれているので、その美しさを気にもとめずに通り過ぎる人は沢山います。イギリスの田舎のどこででも、道ばたや野原にたくさん生えている植物です。その小さな花は金色で、同じ色の雄蕊(おしべ)が沢山ついています。花弁がしおれて落ち、種子が熟してくると、そのか細い茎はかぎ状の微毛に覆われたた鈴形の実でいっぱいになります。これらが人の衣類や動物の毛にくっついて、あちこちに運ばれていくのです。バッチ博士は、この植物の花が心労の薬になることを発見しました。心労とは、明るい外見の背後に隠れていることの多い、落ち着きのない、苛まれた心の状態です。

アグリモニーの花
01 Agrimony


次に彼が実験したのは、チコリー(キクニガナ)の鮮烈な青い花で、これは心配、特に他人のことを心配しすぎる人に薬となることがわかりました。それは、他人の世話で翻弄される傾向のある人にとても必要な、静けさと落ち着きを与えてくれるものです。

チコリーの花
Chicory


その二、三日後に、今度は、車道沿いの古い石垣の下から顔をのぞかせている小さなバーべイン(くまつづら)の花に行き当たり、この花が熱中しすぎで張り詰めた心理状態への薬となることを発見しました。高さ30センチほどに育つこの小さな植物は、気づかずに通り過ごしてしまうほど目立たない存在です。沢山に枝分かれする細い茎は淡い藤色で、とても小さなものです。

バーべインの花
Vervain


同じ年、町の近辺にたくさん自生しているクレマチスの小さな花の一つ一つを花のすぐ下のところで摘み、雲一つない晴天のもと、ガラス製のボールに満たした水にいっぱいに浮かべ、四時間ほど太陽に当てて、エッセンスを抽出しました。このツタのように生い茂る植物の花には、花弁が一つもありません。花は雄蕊(おしべ)の群れとそれを囲む四枚から八枚ほどのの萼片(がくへん)で成っています。色は薄いクリーム色がかった緑色です。この草は生垣を伝うようにして生い茂り、夏場に花を一面に咲かせます。クレマチスの花は、無関心でぼんやりした性格の人に効く薬ですが、バッチは失神や昏睡状態にこれが大変な効き目をあらわすことを発見しました。この場合、歯茎、耳の後ろ、手首、手のひらも優しくマッサージすると、意識の回復がいっそう速まります。1928年に、この植物の種子から製造した薬を使ってみて、幻想に浸るボーっとしたタイプの患者に、かなり効き目のあることはわかっていました。しかし、新鮮な花から作ったフラワーエッセンスを使うことによって、その効き目はいっそう高まったため、古い薬はすべて捨ててしまいました。

クレマチスの花
09 Clematis


セラトー(るりまつもどき)は、12の花の中で唯一、イギリス国内で自生しない植物で、栽培植物としても一般化されてはいませんでした。この植物は知恵の国チベットが原産地です。セラトーは灌木性の植物で、開花期になると、るり色の花が一面をおおい、赤い茎や葉がほとんど見えなくなってしまいます。バッチはこの花を海辺のある大きな屋敷の庭で見つけました。あまりの美しさに魅了されて、許可を得て、花を少しばかり摘んでみました。セラトーは自己不信に陥っている患者によく効くことがわかりました。

セラトーの花
Cerato


バッチは、野生のセントーリーのピンク色の花からもエッセンスを製造しました。セントーリーは、昔から根が薬用に使われてきた植物ですが、花のもつ治癒力はまったく知られませんでした。セントーリーは軟弱な性格が目立つ人に効くことがわかりました。この薬は、心身に活力と強さをみなぎらせるのです。

セントーリーの花
Centaury


9月も終わりに近づき、日も短くなり、太陽の力も衰え始めてきました。バッチはこれ以上の薬を年内に発見するのは難しいだろうと考えましたが、ある日、収穫後の麦畑で丈夫なスクレランサスの茂っている一画を見つけました。小さな鞘(さや)に包まれた緑色の花をつけるスクレランサスは、穀類の根の間に育ち、数センチの高さまで伸びます。のちに、か細い茎に重くて大きすぎるように見える種子を形成します。これは不決断とその心理状態から結果する身体的後遺症への薬になりました。バッチは、次の晴天の日にこの小さな花からエッセンス水を製造しました。スクレランサスはその年に彼が製造した最後の薬になり、バッチはその冬はクローマーに留まって、9つのフラワーレメディで患者の治療に当たる決意をしました。

スクレランサスの花
Scleranthus



草原







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3つのフラワーレメディ

1928年に、エドワード・バッチ博士は、イギリス各地の土手や清流の端々に自生しているミムラス(みぞほうずき)の黄色い花からエッセンスを抽出し、それを使って、恐怖心が特に目立つ患者をさまざまな病から治癒させるのに大きな効果をあげました。どの患者の場合も、心の奥底に潜む原因ー恐怖心ーが消えるにつれて、身体的な症状もなくなり、健康と幸せな気持ちが回復されました。

ミムラスの花
20 Mimulus 


クレマチス(せんにん草)は、無関心でぼんやりした性格の患者に使って、素晴らしい効き目を表しました。

クレマチスの花
09 Clematis


インパチエンス
(ほうせんか)は、淡い藤色の花だけから製造し、短気でイライラした性格が目立つ患者に使いましたが、結果は予想を上回るほどのものでした。(訳注:Impatience という言葉には、短気という意味もあることが興味深いです)

インパチエンスの花
18 Impatiens 


この三つのレメディから得られた成果は、病気治療の指標となるのは様々な心の状態または気分であり、身体的な症状ではないという、バッチのこれまでの理論を、完全に裏づけるものでした。この方法で扱われると、症状はすぐに消えるだけでなく、患者の健康全般が大きく改善され、人生への興味と幸せな気持ちをも増すことができるのです。






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12種類の主たる心理状態

エドワード・バッチは、ロンドンからノーフォーク海岸にあるクローマーという名の海沿いの小さな町に行きました。1930年8月から翌年の春までそこに滞在し、その間に「12人の癒し手」と彼が呼んだ12の薬のほとんどを見つけ、調合しました。

新たなヒーリングの手法の原理が今、彼の心の中に明確な形をとっていました。そしてあらゆるタイプ(性格型)の人々に共通する心の状態またはムードを分類し、そのムードのひとつひとつに対応するフラワーレメディを見つけ出すことが、すぐに着手すべき仕事であると知りました。

「病とは、ある心理状態が固化したものであり、患者のムードを治療することのみが必要である。そうすれば病は消滅する」と彼は当時、同僚に宛てた手紙に書いています。

クローマーは、その土地柄、あらゆるタイプの人々がいました。都会の人や田舎の人、漁夫や農夫、労働者、放浪者、老人、若者、お金持ちの人や貧乏な人などを通して、あらゆる人生様相をみることができました。彼は人々のあいだに混じって海辺や街中を歩き、日常生活のささいな事柄に彼らがどのような気持ちや反応を向けるかを綿密に調べることに多くの時間を費やしました。彼が見たものは、すでに発見している知識を確証するものでした。

誰もが特定の集団またはタイプに属していて、同じ集団の他の人々と基本的に同じ種類の性格、個性、気質を持っていました。

それぞれの集団の人たちは、その行動や心の姿勢またはムードによって、はっきり識別することができます。例えば、目の前に泳げそうな海があるとき、気の短い人は、一番に海に飛び込みます。神経質な人は、最初に海に飛び込むのを恐れます。優柔不断な人は、入ろうと心に決めるまで時間がかかります。心配性の人は、入る前に水温を計ろうとします。このように、誰もが自分のタイプに応じて行動します。これと同じことが病気の際にも起こります。バッチは、医学生の頃から、これらのことを認識していました。そして後に、細菌学者、同種療法医(ホメオパシー医)として自原ワクチン、ノソードで患者を治療したときに、それを実際に確かめることができたのです。

当時、彼は、同じタイプに属する患者はすべて、どのような病にかかっていようと、同じ方法で多かれ少なかれ同じ反応を起こすことを確かめていました。ある人は喘息にかかり、ある人は消化不良やリューマチなどにかかっているかも知れません。しかしこれらの病の背後には、その人たちの性格類型に特徴的な、隠れた原因が存在していたのです。

当初、彼は、腸の毒化作用がこの隠れた原因であり、そこを治療してきれいにすれば患者が苦しんでいるどのような症状をも治療できる、従って、局所的な治療はいっさい不要であるとの信念を持っていました。しかし、その後の研究によって、隠れた原因は、さまざまなタイプの人が病む心の状態または気分にあることを確信するようになりました。彼の探し求めていたフラワーレメディは、このような気分を除くことによって治癒を起こすものでした。

バッチは、そこで、あらゆるタイプ、あらゆる年齢層の人たちがかかる気分に研究を集中させて、12種類の主たる心理状態を発見しました。

1.恐れ
2.戦慄
3.心の苦しみまたは心労
4.優柔不断
5.無関心、退屈
6.疑いまたは落胆
7.心配症
8.弱気
9.自己不信
10.短気
11.熱中しすぎ
12.プライドまたは冷淡


クローマーの海岸
Cromer






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心を癒す新しい療法の確立

特定の植物の露を初めて試験して間もなくの頃、エドワード・バッチは、海岸沿いの植相を調査するためにイギリス国内を巡り、最後に海辺の小さな村アベルソクに辿り着きました。

アベルソクの海岸
Abersoch 海岸


この村で、彼は野生の薬効成分を抽出する「太陽法」を完成させ、新しいレメディの紹介となる自著 Heal Thyself(汝自身を癒せ)の原稿も執筆しました。この本は、健康人と病人のタイプ(性格型)一つ一つについての長年にわたる集中的研究で明らかにされた、人間の性質に関する大いなる知識を含むものであり、病の真の原因と新しい治癒原理を説明するものでした。




この本の中では、体の病は主として肉体的原因によるものではなく、本人の正常な幸福感に干渉する乱れた心の状態、あるいはムードによるものであること、またこのようなムードが放置されたままになっていると体の器官や組織の働きをも乱し、その結果病気になる。それは、マインド(心)はどの人間にあっても精神的、肉体的状態を絶対的に司るものだからである、と説かれています

さらに、バッチ博士は、人生の中での幸福感がどれほど大切なものであるかを強調しています。それは健康をもたらしてくれるばかりか、人が他人に影響されずに地上での人生を心ゆくまで生きていること、またそうすることによって、他の人たちも多大な助けと奉仕ができることを表示するものだからです。

彼自身の経験と人々を綿密に調べたことから、バッチ博士は、人間には最高の幸せと喜び、健康の中に地上の人生を導き入れるのに必要な知恵と知識がすべて授けられていること、それに気づきさえすればよいのであり、この知恵は直観と本能を通して人に与えられることを確信していました。

この二つ、つまり直観と本能は人間の「高き自己」と地上的性質との間の通信手段であり、聖なる源に発しているので絶対的な信頼をおくべきものでした。それに対して躊躇なく従うことが、健康と幸福の秘訣でした。

他人の干渉や提案によって自分自身の内なる確信に従うことが妨げられていると、恐怖心や不決断、嫌悪感といった摩擦し合う心理状態に襲われて、幸福な気持ちは損なわれ、健康をも悪化させてしまいます。

その言葉の真意を知る人はほとんどいないものの、誰もが直観をもっています。バッチ博士はそれを自発性、つまり他に左右されずに自分自身でいる能力と定義しました。彼は友人への手紙の中でこう書いています。「直観と呼ばれるものは、自然でいること、あなた自身の願いに完全に従うこと以外の何ものでもありません。それは、他の人の幸せに干渉せず、自分への干渉も許さず、自分自身だけ依頼する明るい健康な子どもと同じです」

「汝自身を癒せ」の最後の文は、自分自身の聖なる知恵への絶対的信頼から結果してくる幸せの大切さを強調しています。

「兄弟、そして姉妹の皆さん、あなた方は、自らに神性があることを受けとめ、その意味を理解して、聖なる叡智の光に浴して下さい。そして幸福になり、幸福を分かち合うという神の大いなる計画に加わる仕事に着手して欲しいと思います。神の願いに従うためだけに存在し、若い仲間の力になることを大きな喜びとするホワイト・ブラザーフットと力強い絆を結んで仕事を始めようではありませんか」





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自然界の四大元素「地水火風」を使う

エドワード・バッチは、毎日のように探索を続けるうちに、その年の後半に植物を見つけるとの結論に至りました。これらの植物は、日がもっとも長く、太陽の力が最高のときに花が開くはずである。その薬効成分を百パーセント取り出すには花だけを使えばよい。植物の生命は種子を形成する花の中に集められているからだ、と彼は確信しました。

選びとる植物は、種類の中で一番完全なものでなければなりません。花は色も形もきれいでなくてはなりません。自然界はもの惜しみしないので、目指すものはたくさん見つかるはずです。

五月のある朝早く、まだ露が降りたままの原野を歩いていたときのこと、この露の一滴一滴にそれが降りている植物の薬効成分が含まれているに違いない、という思いが彼の心の中にひらめきました。太陽の熱が液体を通して作用し、それらの薬効成分を引き出して露の一滴一滴に力を帯びさせるためです。

彼は、太陽が蒸発作用を起こしてしまう前に、ある花々から露をかき集めてこの理論をテストし、自らそれを試してみることに決めました。まず初めに、色々な花を揺すって、その露を小瓶に移しかえ、太陽光にさらされていた露を入れた瓶と、日陰になっていた露を入れた瓶とに分けました。

ロンドンでの後半生の日々、特にウェールズで過ごした数週間で、バッチは自分の感覚すべてが研ぎ澄まされ、ますます充実していくのに気づいていました。彼は、それまで自分が意識することのなかったものを見たり、聞いたり、感じたりすることができる自分に気づき始めていたのです。そのよく発達した触感を通して、彼は自分がテストしてみたいと思うどのような植物からも、波動と力を感じ取ることができました。彼はこのような手段によって、花々から集めた露をテストすることができたのでした。

花そのものには彼の探し求めていた治癒物質は含まれていませんでしたが、各植物から集めた露に、ある種の明確な力が含まれていることに気づきました。この実験から判明した大切なことは、太陽の熱が抽出プロセスに必要欠くべからざる要因になっている、ということでした。日陰で集められた露は、太陽の光をいっぱいに浴びている植物の露ほどには力をもっていなかったのです。

太陽に暖められた露が植物の性質を吸収していることを証明した彼は、治療薬の製造法を完成させる決意をしました。

それぞれの花から十分な量の露を集めるのはかなり手間のかかる仕事です。そこで彼は、選んだ植物から幾つか花を摘みとり、近くの清流から汲んできた水を一杯にはったガラス製のボウルにそれらを浮かべ、野原の上で数時間、太陽の光を充分に浴びせました。これによって、水が植物のパワーを帯び、強い力を生むことがわかり、彼は非常に満足を覚えました。のちに彼が発見した19種のフラワーレメディ(お花の治療薬)はすべてこの太陽法(sun method)で作られました。

バッチ博士はこの発見を非常に喜びました。この方式では、使われる植物を壊したり傷つけたりすることがありません。すべての製造過程は、その植物が育った場所で行われます。摘み取られる花は、どれも新鮮で完全な状態のまま使われ、植物から水へと移す際に、花のパワーはまったく失われずに済むのです。これは、バッチ博士がずっと念願であった単純な方式でした。火、土、風、水という自然界の四大元素がここに使われ、それらが一つになって大きな効き目を表わす治療薬を生み出すのです。

バッチ博士は1930年に書いた論文に、次のような言葉を書き入れています。

「地は植物を育み、風は息を与え、太陽あるいは火はその力を分かち、水は集めてその有益な磁気治療力でいっぱいになります」

「この製法の単純さがあなた方をつまずかせることのないように、と願うものです。調べれば調べるほど、ますます自然界が単純であることに私たちは気づくのです。
(ノラ・ウィークス著「心を癒す花の療法」p.79-85より)


太陽法(sun method)
太陽法







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真の治癒力をもつ植物をもとめて

エドワード・バッチは、ウェールズ地方の小さな村に落ち着き、新しい薬を探究する仕事を開始しました。

バッチ博士は、正しい薬は深刻な反応を起こすことなく、服用するときも不快なものではないはずである。その効果は優しく、確実で、心と体の両方を癒す結果になるはずだと感じました。また、そのような薬を製造する新しい方法、これまで使われてきたものより単純な方法を見つけなければならないとも考えました。

バッチ博士は、植物の育っている場所、選んでいる土壌、花弁の色、形、枚数、そして塊茎(かいけい)で広がっていくのか根や種子で広がっていくのかなどに注意しながら、一日中たくさんの植物を調べて過ごしました。一つの植物の近くに幾時間も座ったり、新鮮な標本を求めて沼地や沢地を伝ったり、山頂に登ったり、小径や原野を何キロも歩いて過ごし、一つ一つの花や草、木々の習性や特徴をできる限り学びとりました。

彼は、正しい薬効成分をもつ植物は野山に自生する野の花にあると確信してはいたものの、まめだおし、サボテン、シーウィードといった原始的な種類、またヒヨス、ナイトシェード(毒なす)、トリカブトといった有毒植物、また人間が食用にしている多くの植物も除外すべきことを知りました。

「真の治癒力をもつ植物」は、それとは違う目(もく)の中にあり、数も少なかったのです。人体の苦しみを和らげるような薬効成分をもつ植物はたくさんあり、薬にもすでに使われています。しかし、「真の治癒力をもつ植物」には、これに優る大きな力が秘められていました。

病を一時的に和らげるというものではなく、治すこと、心身に健康を取り戻すことがその働きでした。

草原







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医学を捨てる

1930年初め、43歳のとき、バッチ博士はロンドンを離れ、すべての時間を新しい仕事とフラワーレメディの発見に注ぐ決心をしました。7つのバッチ・ノソードの処方を完成させるのに残された仕事は、最近まで彼を手助けしてくれていた医師たちに委任されました。

5月のある朝早くに、バッチ博士は友人たちに分かれを告げて、ロンドンを発ちました。自分が捨て去った地位と富に対して少しも悔いることなく大冒険に旅立ち、ウェールズの中央部にまで旅して、ここで原野に咲く素朴な花から薬を見つけ、製造しようと希望に胸を膨らませました。

バッチはこれまで自分を引きこもりがちにさせ息苦しくさせていた車の騒音や人混み、林立する家々を後にすることに喜びと興奮を覚えました。センシティブな性格だった彼は長いこと、静かな田園地帯や原野、森林にあこがれていました。そして今、心の願いに向かって旅をし始めた彼は、退屈な授業から解放された子どものように幸せな気持ちで胸をふくらませるのでした。

それからというもの、彼はウェールズやイギリスの南部、東部、川や海沿いなど、国中を放浪しながら何千キロという道のりを、人と自然を観察し理解を増すということが、新しい野草療法の体系化に結びつくことになります。

エドワード・バッチは、治療を職業とは考えずに、聖なる芸術とみなし、この治療の仕事に携わる特権を持つ者は、人に奉仕する心構えを持たなくてはならないという気持ちを、ますます強めていきました。健康は商品ではなく万人の権利です。それで、ロンドンを発ってから人生を閉じるまでの間、彼は患者に一銭のお金も要求せず、富める人にも貧しい人にも、等しく救いの手をさしのべました。

バッチ博士の助けを有難く思う患者たちと理解ある友人たちから寄せられる寄付や贈り物で、彼は仕事を継続させることができました。このようなわけで、自分が新しい旅や仕事の新しい展開を考えているときには、必要なものをまかなうのに十分なものを与えられることを彼は知ったのでした。これによって彼は、自分が正しい方向に向かっていること、あとは全能の神に身を委ねて前進するだけだという確信を強めました。

草原






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聖なる霊感に導かれて

1928年9月末のある日のこと、バッチ博士は突然ウェールズに行ってみたいという衝動に駆られました。そして、内部からの導きに従って、二種の美しい植物を見つけました。それは、淡い藤色のインパチエンス(ほうせんか)と、金色の花を開いたミムラス(みぞほおずき)で、いずれも、山の渓流近くに多く自生する植物です。

彼は早速、この花をロンドンに持ち帰り、経口ワクチンを製造したときと同じ方法で処理することにしました。患者の性格に合わせて処方し使用してみた結果、このレメディが即座に素晴らしい結果を生むことがわかりました。

インパチエンスの花
18 Impatiens 

ミムラスの花
20 Mimulus 

同じ年に、彼はもう一つの植物を見つけました。野生のクレマチス(せんにん草)です。これら三つの植物が、彼が後に発見するフラワーレメディで使われることになる38種のハーブ(野草)の最初のものとなりました。

クレマチス
09 Clematis


バッチ博士はこの三種のフラワーレメディを使い、患者の性格だけを頼りに治療を始めました。そしてこの新しい治療法に強い確信を覚え、1929年の末には、これまでのバクテリア・ノソードを純粋かつ単純な野草に切り替える決意をし、他の療法をすべて放棄して、インパチエンスとミムラス、クレマチスのみを使うとともに、さらに他の野草も探すことにしました。

彼の心を捉えていたのは、日を追うごとに強まってくる確信だけでした。自分の探し求めているものは自然界の木々と草花の中にみつかる、という確信です。それは、自然界そのものがすでに人間に処方してくれている薬でした。

バッチ博士は、自分の中に、聖なる霊感、真の知恵が目覚めてくるのを感じていました。霊感に導かれた彼は、科学的、人為的な治療手段をすべて放棄して、大自然の単純な方法に戻ろうとしていたのです。

高原






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ある晩餐会での発見

真のヒーリングの媒体となるものは自然界の植物や木々にあると確信していたため、バッチは病気そのものについて、その原理と心身への影響についての理解を深めることに注意を向けました。

そんなある晩のこと、ある晩餐会の席上で、この問題への答えが得られたのでした。

バッチは、気がすすまないディナーに出席していて、あまり楽しむことができずにいました。時間潰しにそれとなくまわりの人々を眺めていたときに、彼は人間がいくつかの明確なタイプをもつ集団に分類できることを知ったのです。大きなホールにいる誰もが、そのどれかの集団に属していました。そこで、彼は、人々の食事のしかたや笑い方、手や首の動かし方、体の姿勢、顔の表情、声の使い方などをよく観察しながら、その晩は残る時間を過ごしました。

ある人々には、まるで同じ家族に属しているかのような類似性がありましたが、もちろん血縁関係はありませんでした。

バッチは、このことにすっかり興味を奪われ、食事が終わったときにはいくつかの集団を分類し終え、それを7つのバクテリア・グループと比較することで頭はいっぱいでした。すでに集団の数は7を越えていて、もっと慎重に研究を進めれば、その数はいっそう増えるに違いないと確信しました。そして、各グループの人々は、同じ種類の病にかかることはなくとも、ひとりひとりは同じ方法、あるいはほぼ同じ方法によって、どんな病にも反作用を起こす、というインスピレーションが湧いてきました。

テーブルセット







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ワクチンに代わる植物

1928年、42歳のとき、エドワード・バッチは、七大ノソードの代用となる38種のフラワーレメディのうち3つまでを発見しました。これらのフラワーレメディはすべての病を癒し、起こりうるあらゆる症状に対応しうるものでした。病ではなく患者の気性または気分を治療することによって、彼は最終的に病の種類や性格、名称などがほとんど意味を成さないことを知ったからです。

別のパラグラフでは、こうも語っています。

「私たちはバクテリア・ノソードを植物に代用しようとあらゆる努力を払っています。現にそのいくつかを、ほぼ正確に特定しました。たとえば、オルニソルガム(おおあまな)の波動はモルガン・グループとほぼ同じでありますし、赤痢菌類の特性をほとんどすべてもつ海藻も発見しています。しかし、何かが欠けているのです。その何かが、バクテリア・ノソードを放棄することを思いとどまらせているのです。この大切な点は極性です。自然界の薬は相乗させると陽性の極をもちます。病気に関係するものは、その逆の極性なのです。そして、今の段階では、この逆の極性がバクテリア・ノソードによって得られる成果に不可欠な要素のように思えるのです。おそらく近い将来、新しい相乗法を開発できると考えます」

バッチ博士が、この新しい相乗法を発見したのは2年後のことで、これによって極性の問題は完全に除かれることになりました。

「科学は生命が調和、つまり調子のとれている状態にあること、また病気とは不調和または全体の一部が調子を外していることを示す傾向にあります」

経口ワクチンに関する研究はまだ完了していたわけではありませんが、医療の世界ではすでに広範囲にこれを使っていました。バッチ博士は自分が発見したものを次々に一般公表するのが性分で、病と戦う同僚たちがすぐに使えるかも知れない知識を隠しておくことはできなかったのです。彼はいつでも自分の知識を無償で与えました。名誉も地位も彼には問題ではありませんでした。病人を健康に戻すことのみが彼の願いだったのです。


植物








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7つの治療物質の発見

1922年、36歳のとき、エドワード・バッチは、ポートランドプレースのパーククレセントにある大研究所に移りました。

1926年、40歳のとき、ロンドンのホメオパシー病院での研究を手助けしてくれたC・E・ウィーラー博士との共著で『慢性病ー治療に有力な仮説』という本を出版しました。この本はかなり売れ、対症療法、同種療法いずれの世界でも受け入れられました。彼の説く方法を使った誰もが満足すべき結果を得たため、その後、注射に代わって経口ワクチンが広く使われるようになりました。

彼はまた、病気に関連してダイエット(食養生)の効果も研究し、腸内毒素の生産量を減らすために手を加えない食物、果物、ナッツ、シリアル、野菜をとるように提案しました。

そのワクチン療法と結合させた食養生の効果は、1924年にロンドンで開催された英国ホメオパシー学会で彼が講演したテーマです。「癌に関係する腸内毒血症」と題されたこの講演の中で、彼は「この益は全身の改善によって得られるものであり、局所療法による結果ではない」と指摘しています。

エドワード・バッチは、次に、自分が直観によって長年培ってきたある原理を科学的に証明しました。患者の気性が、彼に必要な治療を表示するもっとも重要な要素である、という原理です。ワクチンはこのようにして、局部の症状が消失してしまうほどに患者の全身の状態を改めるのです。

のちに彼は、フラワーレメディを通して「患者を『気分の良くない』状態から『気分のよい』状態に引き戻すことが治療の引き金になる」ことを知ります。

彼は、自然界の植物や野草の中に新しい薬を発見する仕事に入りました。そして、バクテリア・グループと類似する効果をもつ植物を幾つか見つけますが、実験を重ねた結果、何かが欠けていてバクテリア・ノソードにみるような有益な結果が得られないことに気づきました。

1928年、42歳のとき、ロンドンの英国ホメオパシー学会の講演で、彼はこのことに触れました。「乾癬の再発見」と題するこの論文は、1929年1月号の『英国ホメオパシージャーナル』に投載されましたが、それは重要な意義をおびたものでした。その中で、彼は新しいより優れた薬を今後二、三年以内に発見し完成するとの公式声明を初めて出したからです。これとの関連で次の抜粋文はとても重要であると思われます。

「7つのバクテリアグループの代わりに7つの野草を提供できればと私は願っています。なぜなら、病に関係するものを症状の治療に使うということに多くの人が多少とも違和感を覚えているように見受けられるからです」

同じ講演の中で、彼はハーネマンについてこう述べました。

「彼は文明をおおう状況が変化するたびに新しい病が起きてくるため、新しい薬を探す必要があるとみていました。この天才は、起こりうるすべての病に対処するだけの数限りない薬が、自然界の中に発見できる、という事実も理解していたのです」

この年に、バッチは、7大ノソードの代用となる38種のフラワーレメディのうち3つまでを発見しました。これらのレメディはすべて病を癒し、起こり得るあらゆる症状に対応し得るものでした。病ではなく患者の気性または気分を治療することによって、彼は最終的に病気の種類や性格、名称などがほとんど意味を成さないことを知ったからです。

本

 





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ホメオパシー同種療法の開眼

1918年、32歳のとき、エドワード・バッチは、ユニバーシティ・カレッジ病院を退職し、腸の敗血症に関連した研究を続けるために、ノッティンガム・プレースに専用の研究所を開設し、そこで患者の診療と研究を進めることにしました。 

その翌年、ロンドンのホメオパシー病院の病理学者と細菌学者のポストが空き、そこに就任することになりました。そして1922年までこの病院で仕事をしました。

バッチは、ホメオパシーの創設者サミュエル・ハーネマンの著書『オルガノン』を読み、ハーネマンの発見と自分の発見とが非常に似通っていることに気づきました。ハーネマンも、病のひとつひとつに、集合的な治療ではなく個人的な治療が必要であることを発見していたのです。

医術のオルガノン第六版[改訂版] (ホメオパシー古典シリーズ)
サミュエル・ハーネマン
ホメオパシー出版
2008-08-10



ハーネマンはこう語っています。
「……道理をわきまえた医師は、自分の手がける個々の症例を個人の性格に従って判断し、その個性に応じた治療を施し、個人個人に適した薬を使うものだ」
(『オルガノン』第48節)

ハーネマンは、真のヒーリングの原理は、病を扱うことではなく、患者の特徴や気質、つまり精神面を扱うことであり、体の症状とは無関係にこれらのことを薬の指標として使わなければならないと語っています。この「病気ではなく患者自身を扱う」という原則は、エドワード・バッチがその後発見することになる新しい野草医学体系の基礎になりました。

ユニバーシティ・カレッジ病院免疫部における研究で、彼は腸内微生物の生産する毒素が慢性病の原因であり、その毒素が除去されれば慢性病は消えるという事実を発見していました。

また、バッチは、多種類の腸内桿菌(かんきん)を、砂糖に起こすその発酵作用から幾つかのグループに分け、それを7つの中心集団に分割しました。そして桿菌の7つのグループは次のように名づけられました。

 1.Proteus(プロテウス菌)
 2.Dysentery(ディセンテリ―菌, 赤痢菌)
 3.Morgan(モルガン菌)
 4.Faecalis Alkaligenes(ファエカリス・アルカリゲネス菌, アルカリ大便菌)
 5.Coli Mutabile(コリ・ミュータビレ菌, 変形大腸菌)
 6.Gaertner(ゲルトネル菌)
 7.No.7(第7菌)

これらのグループから製造されたワクチンは、腸内を浄化し、食べたものすべてを消毒してきれいに保たせ、体に残ったものを健全できれいで害にならないようにする性質を持つことがわかりました。この消毒過程によって、患者の健康状態は著しく改められ、局部治療を施さずとも局部症状が治癒しました。

さらにバッチは、7つのバクテリア・グループの1つが優勢になっている患者の mentals(精神)あるいは性格類型を調べ、各集団に所属する明らかなタイプを発見しました。

7つのバクテリア・グループは、7つの明確に違った人間性に符合していたのです。そして性格的な症状に合わせてこれら7つのノソード(疾病から獲得された治療物質)で患者を治療することによって、予想を超える成果が得られました。また、この研究を進めていくにつれ、患者のタイプと症状だけからもかなりの割合でバクテリアを予測することができることもわかりました。

彼はのちに、自分の発見した新しい薬草療法の分野で、この診断と処方手段をいっそう充実したものに発展させることになります。

 実験室






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細菌学者としてのバッチ博士

1914年、エドワード・バッチは、ロンドンのハーレー街の近くに診療所を開設します。また、免疫学に関心を抱き、ロンドンのユニバーシティ・カレッジ病院で細菌学者助手に就任しました。

これまでの仕事の成果から、医師がどれほど努力しても治らない頑固な慢性病さえも治すような治療手段の手がかりを自分がつかんでいる、と彼は感じ始めていました。それまでほとんど重視されていなかった腸内の特殊な細菌が、慢性度とその治療に密接な関係をもっていることを、彼は発見していたからです。

研究に数か月を費やした結果、彼はこれらの腸内バクテリアからワクチンを作り、それを患者の血中に注入すれば、慢性病を起こしている毒素を体内から除去しうるとの確信に至りました。実施して得られた成果は予想を超えるものでした。しかし、エドワード・バッチは、患者に苦痛を伴う反応が起きていたり、注射針の使用後に局所的に痛みや腫れ、不快感が起きることを知り、皮下注射の方式を嫌って、もっと単純な方法をみつける研究に入りました。

彼はたゆまず働き続け、休息をとるということがなかったため、ついに体を壊して実験室の長椅子の上で気を失ってしまいました。そして1917年7月、彼は大出血を起こして昏睡状態に陥りました。彼は手術によって生き延びることができましたが、末期の癌というかなり深刻な診断が下されました。話せるようになると、病巣は局部的に摘出したがすでに広がっており、余命3ヵ月と宣告されました。

エドワード・バッチは、もし仕事が未完のまま終わるのであれば、自分に残された日々を最大限有効に使おうと決意しました。術後の体はかなり弱っており、歩くのもやっとの状態でしたが、彼は病院の研究室に戻り、時も忘れて研究に没頭し、彼の研究室の窓からもれてくる灯光は「永遠に消えない光」とまでいわれるようになりました。

建物


彼が腸内バクテリアから開発したワクチンは、ますます慢性病の治療に使われるようになり、その優れた効き目によって広く医療の分野で応用されるようになりました。







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医学研究生の時代

1912年、26歳のとき、エドワード・バッチは、バーミンガム大学を卒業し、外科医の学位(MRCS)と内科医の学位(LRCP)を取得します。その後、ロンドンに移り、ユニバーシティ・カレッジ病院に研究生として入局し、1913年に医学学士号(MB)と理学学士号(BS)、1914年に公衆衛生博士号(DPH)の学位を取得します。このあとユニバーシティ・カレッジ病院の救急医療担当医となり、1930年までロンドンを出ることはほとんどありませんでした。

病院


彼にとって、真の病気の研究とは、患者ひとりひとりがその症状にどのような反応を見せているかを観察し、そのような違った反応が病気の進行や程度、期間にどう影響するのかを調べることにありました。彼は、同じ治療が常に同じ病気に効くとは限らないことを観察を通して学び取っていました。また、患者のパーソナリティ、病める人間そのものが、必要とされる治療の主たる指標であり、その人の人生観、感情、フィーリングが、病気の治療における第一に重要な点でした。

エドワード・バッチは、一時的な気休めではなく、病気の根本的な救いを見出すことに望みをかけ、患者を観察することに時間をかけました。彼は、病棟での治療の過程が苦痛を伴う、ときには病気そのものよりもはるかに苦痛を伴うものであることを知りました。そして、このことは彼の中に、真のヒーリング(治癒)は優しく苦痛を伴わないものであるに違いない、という確信を起こさせることになりました。

彼は生涯を通じて、自ら証明するまでは既成の理論をほとんど採用することがありませんでした。彼にとっては実践的経験と観察だけが真の学習手段でした。学位を授与されたときに、彼はこのように述べたことで知られています。

「自分が教えられたことをすべて忘れるのに五年はかかるでしょう」


彼は知識と経験を人生と自分自身の直観から手に入れたのです。彼の業績の成果がすべて実用的なものになっているのもこのためです。そして、最後に一生の仕事が完成したときには、その記録を後世のために残しました。それは、誰にでも理解できるよう平易に書かれた30ページあまりの小著 The Twelve Healers and Other Remedies(12人の癒し手とその他のレメディ)に収められています。

The Twelve Healers and Other Remedies
Bach Dr, Edward
White Press
2017-12-12








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